まず、口腔内の状態を確認します。患者様の健康状態や治療の希望を詳しく伺い、レントゲンやCTスキャンなどの検査を実施して顎の骨の状態を調べます。その結果から治療の計画を立て、患者様に適したインプラント治療の方法をご提案します。

検査結果を基に、インプラントの種類や本数、埋入する位置などの具体的な治療計画を立てます。治療のスケジュールや費用、手術のリスクや術後のケアについても詳しくご説明します。患者様が納得し、同意を得た後に治療を開始いたします。

インプラントの手術は通常局所麻酔を使用して行います。歯肉を切開して顎の骨を露出させ、インプラントを埋め込むための穴をドリルで開けます。その後、チタン製のインプラント体を顎の骨に埋め込みます。手術後は歯肉を縫合し、インプラントが骨と結合するのを待ちます。

インプラントが骨と結合するまで通常数ヶ月かかります。この期間中、必要に応じて仮歯を装着することがあります。

インプラントが骨としっかり結合した後、再び歯肉を開いてインプラント体にアバットメントという連結部分を取り付けます。アバットメントはインプラント体と最終的な人工歯（上部構造）をつなぐ役割を果たします。

アバットメントが装着された後、人工歯（クラウン）の製作に入ります。患者様の歯の形や色に合わせて、オーダーメイドの人工歯を作成します。人工歯が完成したら、アバットメントに取り付けて治療が完了します。

インプラント治療が完了した後も、定期的な検診とメンテナンスが必要です。インプラントの状態を確認し、適切なケア方法を指導します。定期的なクリーニングとチェックアップにより、インプラントの寿命を長く保ち、口腔全体の健康を維持します。